北海道 「こだわり親爺のひとり言」

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春山からのお裾分け

<<   作成日時 : 2007/05/25 11:43   >>

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うす緑色の衣装をまとったフキノトウが顔を出す頃、長かった冬も終わり告げる。
本州では春一番の山菜として親しまれているフキノトウだが、北海道ではいまひとつなじみが薄い。雪解けの斜面のあちらこちらから、あまりにも大量に顔を出すので、何となく敬遠してしまう存在なのかもしれません。

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純粋道産子の僕もこの味を知ったのはつい最近のこと、テレマークスキー仲間と春の鳥海山を訪れた時だ。残雪の割れ目から顔を出したフキノトウを摘みながら、「今日は私がとっておきの春をご馳走しましょう…」などと、自分から率先して料理をするのを見たことの無い男(自称『法螺吹き男爵』)が、唐突に言いだしたのである。さてさて、なにを考えているのか、まずはお手並み拝見としよう。
みじん切りにしたフキノトウとベーコンをたっぷり目のオリーブオイルで炒め、塩、コショウ、コンソメで味付けし、ゆで上げスパゲティにからめて出来上がり。
予想どおり、いたってシンプルな男の料理だ。見た目はまともそうな出来上がりではあるが、はたして、そのお味は?

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ほろ苦いフキノトウがオリーブオイルと絶妙にマッチして、予想外に美味しい。
雪の下に埋めておいたビールを飲みながら、春の宴は大盛り上がりとなったのでありました。
以来、この料理は我が家の春の定番メニューとなった。ベーコン以外に、アンチョビやチーズなどを加えてみたこともあるが、何ともピンとこない。
男の料理も人生も、シンプルが一番!と言うことか……。

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 ↑春の大斜面でテレマークターンを決める、『法螺吹き男爵』 

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